2020年5月26日火曜日

【テディベアハント in WEB-SJPO(14):トライアングル編】

第14弾は、トライアングル奏者の登場です。

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◆小さい頃から馴染みがありながら極めるのが難しい打楽器群ですが、その中でポピュラーな打楽器を代表するうちの一つに挙げられるトライアングルですが、その歴史は古く、中世の絵画には天使が叩いている様が描かれているなどトランペットと並んで、キリスト教においても知られていました。

◆名称の「トライアングル」とは「三角形」という意味です。
形状もシンプルなトライアングルですが、それだけに「ビーター」と呼ばれる金属のバチで叩く場所や叩き方などで様々な音色の変化をつけることができ、非常に奥深い楽器です。

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◆ところで、トライアングルは丸型や四角形でもよさそうなのになぜ三角形なのか疑問に思われる方も多いと思いますが、理由がきちんとあります。例えば丸型だと音はどこを叩いても比較的均質になりますが、逆に叩く場所によって音色の変化がつけにくく表現の幅が狭まってしまいます。

◆また単発で叩くのではなく、よく使われる「トレモロ」という角を使って細かく連打する奏法では、ごく短時間でより多くの回数を叩く必要があります。その場合に丸形は論外として、三角形の次に角の数が少ない四角形でも角度が90度となりますが、三角形はすべての角で鋭角(直角より小さい角度)の製造が可能で、ビーターでの細かい連打がしやすくなるというメリットがあります。
さらに響きを最大限保つために吊って演奏されることが多いですが、その際にバランスがよく安定しやすいなど、様々な理由から三角形に落ち着いたといわれています。

◆またよく見ると、角の一か所に切れ目があります。これは閉じた三角形より、叩いたときの楽器の鳴り方がよりクリアに響くという理由があるのです。こうしてみると、小さくシンプルな形の中に、長い歴史で培われたノウハウがぎゅっと詰められた楽器とも言えますね。

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◆発音は簡単で誰でも叩けますが、オーケストラにおいてトライアングルは、上手下手が文字通り一発で分かってしまう非常に繊細な楽器で、作曲家や指揮者の意図の音色で叩けるようになるにはかなりの修練が必要です。

そんなこだわりの塊のような奥深いトライアングルですが、SJPOの打楽器パートでは、プロのトレーナーやサポーターの先生方が、細かく丁寧に基礎から指導してくださいます。オーケストラで打楽器を演奏してみたい方は、ぜひSJPOで実現しましょう。


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