2020年6月17日水曜日

[WEB-SJPO] 13万アクセスを達成しました

◆恒例の品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラ(SJPO)のホームページ[WEB-SJPO]の10,000アクセスごとのキリ番報告ですが、6月17日に130,000アクセスを達成しました!


◆前回12万アクセスのキリ番達成が、今年の3月26日でしたので、この1万アクセスは83日目となり、ちょうど前回の11万から12万アクセスの83日目と同じペースで推移してきました。

ところで前回の3月までは第6回定期演奏会の前後ということもあり、アクセスが多かったのも分かりますが、その後3カ月にわたりコロナウイルス感染対策で、演奏活動を自粛していたこともあり、ペースが落ちるかと思われました。

ただその後、団員向けには新たな期の課題曲の楽譜ダウンロードや年間活動スケジュールの更新、外部向けには、せめてもの活動の新たな試みとして、テディベアハントin WEB-SJPO企画を設けたり、『オーケストラ用語の基礎知識』を充実させたりするなどで、望外にもコンスタントにアクセスがあったようです。

◆またアクセスを詳細に調べてみると、ジュニアオーケストラ活動自体への検索はともかくとして、オーケストラ講座のその他の教材に、検索エンジンから飛んでくるようです。

講座内容などもずっと継続してデータベース的に積み重ねてきたことが、オーケストラの様々な内容についてのナレッジプール的な意味合いを少しずつ持ち始めたのは、直接の活動とは関係はないものの広く共有されて役立つことはうれしく思います。

◆コロナウイルスもまだまだ予断を許さない状況ですが、少しずつ前に進んできている感じはしますので、全体練習休止期間にそれぞれが練習した成果を目いっぱい発揮してスタートダッシュといきたいですね。

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◆ちなみにWEB-SJPO開設以来の、キリ番達成一覧です。
  
2014年04月28日・・・ ホームページ開設
   2015年02月06日・・・ 10,000アクセス
   2015年10月23日・・・ 20,000アクセス
   2016年09月09日・・・ 30,000アクセス
   2017年04月04日・・・ 40,000アクセス
   2017年11月03日・・・ 50,000アクセス
   2018年05月07日・・・ 60,000アクセス
   2018年10月08日・・・ 70,000アクセス
   2019年02月11日・・・ 80,000アクセス
   2019年06月10日・・・ 90,000アクセス
   2019年08月31日・・・100,000アクセス
   2020年01月04日・・・110,000アクセス
   2020年03月26日・・・120,000アクセス
   2020年06月17日・・・130,000アクセス

◆なお10,000アクセスごとに要する日数と一日あたりのアクセス数は、下記のようになります。

  ~ 10,000:284[日]: 35(アクセス/日)
  ~ 20,000:259[日]: 39(アクセス/日)
  ~ 30,000:322[日]: 31(アクセス/日)
  ~ 40,000:207[日]: 48(アクセス/日)
  ~ 50,000:213[日]: 47(アクセス/日)
  ~ 60,000:185[日]: 54(アクセス/日)
  ~ 70,000:154[日]: 65(アクセス/日)
  ~ 80,000:126[日]: 79(アクセス/日)
  ~ 90,000:119[日]:  84(アクセス/日)
  ~100,000:  82[日]:122(アクセス/日)
    ~110,000:125[日]: 80(アクセス/日)
    ~120,000: 83[日]:120(アクセス/日)
    ~130,000: 83[日]:120(アクセス/日)

今後も、SJPOの活動はもちろんのこと、WEB-SJPOもよろしくお願いいたします。


2020年5月28日木曜日

【テディベアハント in WEB-SJPO(15):ホルン編】

第15弾は、ホルン奏者の登場です。テディベアハントとは・・・


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吹奏楽ではホルンは金管楽器の中でやや地味なイメージですが、オーケストラの中ではガラッと立場が変わり花形楽器として活躍します。

◆もともとホルン(Horn)とは「角」という意味で、他の金管楽器と違って最初から金属で作られたのではなく、牛や山羊の角や時には象牙などをくりぬいて吹いたのが起源とされています。

その後、金属製となりましたが、最初はバルブがなく単にくるくる巻いた形のナチュラルホルンが、16世紀頃までに主に狩猟用に使われて発達してきました。単に巻いてあるだけなので真ん中に手を通し肩にかけたまま馬に乗ることができ、先頭の馬に乗る人が様々な合図をホルンで出していたので、後ろの人たちに聞こえるようにベルが後ろ向きで発達してきたわけですね。
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◆ホルンの音域は楽器の中でも抜群に広く約4オクターブもあり、木管や弦とも溶けやすい柔らかな音色から金管的な明るい華やかな音色まで表現の幅が広いこともあり、古くからオーケストラに取り入れられてきました。

ちなみに音域が広いので、人によって高音が得意な人と低音が得意な人に分かれることが多く、オーケストラの中では高音を担当するパートと、低音を担当するパートと役割が他の楽器に比べて明確に分かれているため、プロのオーケストラでも上吹き(高音担当)と下吹き(低音担当)とオーディションが別に行われることが多いのです。

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◆ナチュラルホルンの頃は、バルブがなかったので半音単位で自由に音が出せずに倍音列の決まった音しか出せませんでしたので、曲ごとに抜き差し管の長さを変えて、その調性に合わせた音を担当させてきました。

従って楽譜には、inD(楽譜上のドの音がD),とかinA(楽譜上のドの音がA)とか指定され、演奏者はそれに合わせて抜き差し管を選んで付け替えて演奏していました。19世紀中ごろにバルブが発明され、自由に半音単位でホルンも演奏できるようになったのですが、楽譜はナチュラルホルンの頃のまま調性が指定されているので、inFが主体になった今では抜き差し管を替えることなしに、読み替えて演奏しなければならなくなりました。

たとえばinEsなら、記譜の音をすべて全音(2度)下げて読みますし、inAなら3度上げ、inCなら4度下げるなど頭の中で読み替えながら演奏しなければならないので、ホルン奏者は最初はかなりとまどうことになります。したがって最初のうちは読み替えが難しいので、inFに楽譜を書き換える人も少なくありません。

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◆ホルンを知らない人からみると、ベルの中につっこんでいる右手は何をしているのだろうと不思議に思う人も多いようです。ナチュラルホルンの頃は半音単位で変えたいときに、右手でベルをぎゅっとふさいで金属的な音色を出すゲシュトップ奏法や、半分ふさぐハーフミュート奏法をで、頻繁に右手を動かす必要がありましたが、現在ではどちらの奏法も音色を変えたいときに時折指定されます。

現在では右手の役割はまずは楽器を支えることですが、もう一点重要なのは音程調整で、音一つ一つにたいして、少し右手を開けて音程を上げたり、逆にふさいで音程を下げたりと、細かく音程を調整をするというかなり大変なこともしているのです。

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◆さて、ホルンと名前がつくものは、ざっと
①ナチュラルホルン
②フレンチホルン
③ウインナホルン
④アルプホルン(アルペンホルン)
⑤アルトホルン(テナーホルン)
⑥フリューゲルホルン
⑦イングリッシュホルン
などが挙げられますが、①のナチュラルホルンから進化して、オーケストラでホルン奏者が演奏するものは、②③です。

一般的にホルンといえば、②のフレンチホルンを指します。
③のウインナホルンは主にウィーンフィルで使われているロータリーの代わりにピストンバルブを備えたものです。

④はスイスなどで演奏される主にGes管の木製の約3.4mの長い楽器で、F管のフレンチホルンを伸ばした長さ(約3.7m)とほぼ同じ長さです。

⑤と⑥は、意外にもサキソフォーンを発明したA.サックス氏が考案したサクソルン属と言われる金管楽器群から発達したもので、⑥のフリューゲルホルンはトランペット奏者が演奏します。

⑦のイングリッシュホルンは「コーラングレ」のことで、ダブルリードの木管楽器であるオーボエの仲間です。
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◆通常は金管楽器に分類されるホルンですが、木管五重奏という室内楽のジャンルでは、フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴットにホルンを加えた編成となっています。

これは元が角笛だったこともあるのですが、管楽アンサンブルが盛んになった古典派の頃、実はトランペットは軍隊や貴族の高貴な楽器、トロンボーンは教会で用いられる崇高な楽器ということで、ホルンだけが一般人が気軽に演奏できたから、というのが実際のところだったようです。
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◆金管楽器の管の長さを比べると3.7mのホルンは、トランペット(1.5m)はともかく、テナートロンボーン(2.7m)よりも実は長く、チューバ(5.4m)と比べても約70cmしか変わりません。ところがマウスピースはトランペットよりも小さいこともあり、ホルンで狙った音を正確に出すのは簡単ではありません。

なんとギネスブックにはオーボエと並んで「世界一難しい楽器」として掲載されているほどで、なかなか思い通りに演奏できず、ミスもしやすい楽器でもあります。

それでもオーケストラにおいて音色も多彩で音域が広く、音量も出ることから傑出した圧倒的な表現力を持ち、金管とはもちろん、木管や弦とも音色が溶け合うというホルンの素晴らしさに魅せられる人は多いことでしょう。

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◆ある時には極上のハーモニーを響かせ、他の楽器のソロの裏ではオブリガートを歌い上げ、そしてここぞというときにおいしいソロをもっていく花形楽器のホルンを、ぜひSJPOで一緒に演奏してみませんか?


2020年5月26日火曜日

【テディベアハント in WEB-SJPO(14):トライアングル編】

第14弾は、トライアングル奏者の登場です。

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◆小さい頃から馴染みがありながら極めるのが難しい打楽器群ですが、その中でポピュラーな打楽器を代表するうちの一つに挙げられるトライアングルですが、その歴史は古く、中世の絵画には天使が叩いている様が描かれているなどトランペットと並んで、キリスト教においても知られていました。

◆名称の「トライアングル」とは「三角形」という意味です。
形状もシンプルなトライアングルですが、それだけに「ビーター」と呼ばれる金属のバチで叩く場所や叩き方などで様々な音色の変化をつけることができ、非常に奥深い楽器です。

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◆ところで、トライアングルは丸型や四角形でもよさそうなのになぜ三角形なのか疑問に思われる方も多いと思いますが、理由がきちんとあります。例えば丸型だと音はどこを叩いても比較的均質になりますが、逆に叩く場所によって音色の変化がつけにくく表現の幅が狭まってしまいます。

◆また単発で叩くのではなく、よく使われる「トレモロ」という角を使って細かく連打する奏法では、ごく短時間でより多くの回数を叩く必要があります。その場合に丸形は論外として、三角形の次に角の数が少ない四角形でも角度が90度となりますが、三角形はすべての角で鋭角(直角より小さい角度)の製造が可能で、ビーターでの細かい連打がしやすくなるというメリットがあります。
さらに響きを最大限保つために吊って演奏されることが多いですが、その際にバランスがよく安定しやすいなど、様々な理由から三角形に落ち着いたといわれています。

◆またよく見ると、角の一か所に切れ目があります。これは閉じた三角形より、叩いたときの楽器の鳴り方がよりクリアに響くという理由があるのです。こうしてみると、小さくシンプルな形の中に、長い歴史で培われたノウハウがぎゅっと詰められた楽器とも言えますね。

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◆発音は簡単で誰でも叩けますが、オーケストラにおいてトライアングルは、上手下手が文字通り一発で分かってしまう非常に繊細な楽器で、作曲家や指揮者の意図の音色で叩けるようになるにはかなりの修練が必要です。

そんなこだわりの塊のような奥深いトライアングルですが、SJPOの打楽器パートでは、プロのトレーナーやサポーターの先生方が、細かく丁寧に基礎から指導してくださいます。オーケストラで打楽器を演奏してみたい方は、ぜひSJPOで実現しましょう。


2020年5月22日金曜日

【テディベアハント in WEB-SJPO(13):コントラバス編】

◆第13弾は、コントラバス奏者の登場です。
 [※テディベアハント(TeddyBearHunt)とは


◆弦楽器で一番大きなコントラバスですが、実はとても幅広く活躍する奥の深い楽器です。

もともとはヴァイオリンとは成り立ちが違い、16世紀頃に生まれたヴィオール族の「ヴィオローネ」という楽器が改良されて、19世紀頃にはフレット(ギターにある音程の目安となる線)がなくなり、4弦の現在のコントラバスとなりました。

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◆低音楽器として非常に機能性に富み、音量もあることから、クラシックのみならず、ジャズやポピュラー、そして弦楽器でありながら吹奏楽にも用いられるなど様々なジャンルにまたがって活躍しています。

◆そうしたことから、他の弦楽器が国の言語による違いはあれ呼び名が通常一つしかない中、コントラバスだけは数多く呼び名が存在します。

正式名称の「コントラバス」と略称の「コンバス」の他、単に「バス」「ベース」「ダブルベース」などとも呼ばれますし、吹奏楽ではチューバと区別するために「弦バス」と呼ばれ、さらにはエレキベースに対しての「ウッドベース」(※ただしこれは和製英語で英語圏では使われません)とも呼ばれます。

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◆コントラバスは単に大型のヴァイオリンはないと書きましたが、他の弦楽器にはない特徴がたくさんあります。そんな意外と知られていないコントラバスのトリビア、名付けて「コントリビアス」をいくつか紹介していきます。

[コントリビアス(1)]
・他の弦楽器との大きな相違点としては、弦の音程間隔があります。ヴァイオリンからチェロまでは、弦と弦の音程間隔は5度間隔(ドとソの関係)なのですが、コントラバスだけは4度間隔(ドとファの関係)です。

[コントリビアス(2)]
・弦の張り方は、ヴァイオリンが低音側からG線・D線・A線・E線となっているのに対して、コントラバスは高音側からG線・D線・A線・E線とちょうど逆になっているので結果的に4度間隔となっています。

[コントリビアス(3)]
・弦楽器の弓は、楽器の大きさに比例するように思われるかもしれませんが、実際には楽器が小さいほどほど弓の長さが長いのです。したがってヴァイオリンが一番長い弓、コントラバスが一番短い弓を用います。

・ところが弓の重さを比べると、逆に一番長いヴァイオリンの弓が一番軽く、一番短いコントラバスの弓が一番重く作られていて、それぞれの大きさの楽器が一番良く鳴るバランスに調整されています。

[コントリビアス(4)]
・ジャズでも大活躍するコントラバスですが、ジャズではオケで一般的な弓を使うアルコという奏法ではなく、ピチカートという指で弦を弾いて発音する奏法が一般的です。さらにロカビリーという音楽ジャンルでは弦を指にひっかけて弾く「スラップ奏法」が広く普及するなど、他の弦楽器にはない表現力を持ち合わせた楽器なのです。

[コントリビアス(5)]
・管打楽器で構成される吹奏楽になぜかコントラバスだけは加わっていることが多く「弦バス」などと呼ばれています。実は吹奏楽では、1830年代になり発明されたチューバが普及する前から低音補強でコントラバスが使われていたことから、現代の編成まで受け継がれているそうです。

[コントリビアス(6)]
・ロックなどで用いられているエレキベースは1950年代にフェンダー社がコントラバスをもとにして発明されました。

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◆人の身体ほどある大型の楽器で持ち運ぶのも一苦労のコントラバスですが、オーケストラの響きを一身に支える重要な楽器でもある一方で、上記のような他の弦楽器に類を見ない多彩な表現力を誇るコントラバスには、一度経験するとはまってしまう魅力があるようです。

また楽器の必要度に対して、演奏人口が比較的少ないこともあり、団体を超えた楽器の横のつながりも広いようです。

そんなコントラバスをオーケストラで演奏してみたい方、ぜひSJPOで一緒に演奏しましょう。

2020年5月20日水曜日

【テディベアハント in WEB-SJPO(12):クラリネット編】

◆第12弾は、クラリネット奏者の登場です。
 [※テディベアハント(TeddyBearHunt)とは・・・



◆小学生も知っている木管楽器といえば、クラリネットはフルートとならんでポピュラーな楽器ですが、実はオーケストラで通常使われている木管楽器「フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット」の中では、一番後に発明された楽器です。

◆成り立ちは、18世紀前半に一枚リードとマウスピースをリコーダーのような穴の開いた楽器に取り付けた"シャリュモー"という楽器に、ドイツの楽器製作者が操作キーを取り付けて発明され、「クラリーノ」という昔の高音トランペットの音色と似ていたために「クラリネット」と名付けられました。

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◆18世紀中頃に、モーツァルトがクラリネットに魅せられ、オーケストラに取り入れるだけでなく協奏曲や室内楽曲の名曲を作曲したことで世界中に広まり、オーケストラになくてはならない楽器となりました。

◆19世紀になり「エーラー式」(ドイツ式)と、日本で広く使われるようになっている「ベーム式」(フランス式)の2通りの機構がそれぞれ発達してきましたが、最近は両方の機構の良いところを取り入れたタイプが作られています。

◆特徴としては、機能性に優れて音域も広く、他の楽器に比べてダイナミックスの表現がしやすいこと、また音色の表現の多彩さから、ソロや室内楽のクラシックはもちろんのこと、吹奏楽やジャズ、ポピュラー曲などでも幅広く活躍しています。

◆派生楽器として、高音域のEs管クラリネット(エスクラ)、低音域のバスクラリネット(バスクラ)などもあり、「クラリネットクワイア」と呼ばれるクラリネット属のアンサンブルもかなり普及してきています。

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◆クラリネットの楽器人口としては、数が要求される吹奏楽の方が多いのですが、吹奏楽ではクラリネットの数を重ねて弦楽器的な役割で使われることも多いのに比べるとオーケストラでは、一人一パートの独立した使われ方となるため、より一人一人の音色や技術がダイレクトに反映されますので、それだけに難しく責任もあり、やりがいもある楽器です。

◆吹奏楽では♭系の調整が多く、ほとんどB管のクラリネットが用いられますが、オーケストラでは弦楽器が得意な#系の曲も多く、A管のクラリネットが用いられることも多いので、B管とA管の二種類が必要になります。したがってB管だけしかもっていない場合はA管用の譜面はすべて半音下げて吹かなければなりません。

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◆オーケストラにおいては、ある時は高音楽器のメロディのオブリガートを務め、ある時はハーモニーを支え、そしてここぞというところで極上の音色のソロを奏でる、まさしく七変化のオールマイティのクラリネットをSJPOでぜひ一緒に奏でてみませんか?


2020年5月11日月曜日

【テディベアハント in WEB-SJPO(11):チューバ編】

◆第11弾は、チューバ奏者の登場です。
 [※テディベアハント(TeddyBearHunt)とは・・・


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◆金管楽器で一番低音を受け持ち、オーケストラ全体を一本で支える楽器といえばすぐにチューバを思い浮かべると思います。学校においてもどの学校の金管バンドや吹奏楽にもあり大活躍ですが、発明されたのが1835年と意外にも他の金管楽器と比べると非常に新しい楽器なのです。

◆したがって必ず出番のある吹奏楽や金管バンドと違い、オーケストラではバロックはもちろん、ハイドン、モーツァルトやベートーベンといった古典派までの曲には使われないので、チューバ奏者にとっては、まずその曲にチューバが使われているか否かをまずチェックする必要があるのです。

◆中にはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」のようにチューバは使われていても、2楽章の最初と最後にわずか数小節の出番があるだけで、1楽章はもちろん、一番盛り上がる有名な4楽章では楽しそうに演奏している他の楽器の横で、最後まで休みという生殺し(!)のような曲もあります。

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◆チューバの歴史を紐解くと、他の金管楽器がバルブやロータリーが発明される前からシンプルな形でオーケストラにも使われていたのに対して、チューバは1820年代のバルブの発明後に楽器が発明されたので、きちんと記録も残っていて、ドイツの楽器製作者モーリツ氏が、1835年9月12日に”バスチューバ”という名称で発明した特許が出願されたのが始まりと言われています。

◆”チューバ”という名称は、ラテン語で「管」という意味から来ていますが、古代ギリシャやローマ時代は、トランペットなどの先祖の青銅製の金管楽器はすべて「チューバ」と呼ばれていましたので、その一般名称と区別するために”バスチューバ”と名付けられたそうです。

◆それ以前の低音の金管楽器としては、17世紀頃にオフィクレイド、そして18世紀頃にはセルパンという長い管にリコーダーのようなホール(穴)や木管楽器のようなキーを取り付けて音を変える楽器がオーケストラで活躍しかけましたが、すぐに音量があり、音程も安定しているチューバにとって代わられて現代にいたります。

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◆最初のバスチューバは今の小中学校などで広く使われているB管よりも小型なものでしたが、3年後にさらに高音が出るように改良したテナーチューバが発明され、そのテナーチューバのテーパー(管の広がる角度)を強くしたものが吹奏楽でもよくつかわれる”ユーフォニアム”となりました。

学校現場で広く普及しているB管チューバはそのもう少し後に、より低音が出せるように大型化して発明されたものなのです。

◆一方で少しややこしいのですが、ベルギーの楽器製作者のA.サックス氏が、様々なサックスを発明したのですが、その後金管楽器のシリーズとしてサクソルン属と呼ばれる楽器が発明されてそのうちの一つが小学校の金管バンドで使われているアルトホルンなのです。このようにヨーロッパの様々な国で中低音の金管楽器は様々な種類の楽器が発明されたことで、一般に区別しづらく似たような楽器がたくさんある現状を生み出してしまっています。
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◆さて、歴史が新しくロマン派以降の曲にしか出番がないチューバですが、一方でいざオーケストラにデビューしてからは、オーケストラを支える低音域を担当していることに加え、音量や機能性、そして大迫力から繊細な音色までの幅広い表現力から、一気に広く用いられるようになり、近代のオーケストラ曲においては欠かせない楽器となりました。

◆普段は、オケを支える縁の下の力持ち、そしてここぞというときに示せる大黒柱的な圧倒的な存在感を示すチューバの魅力を、ぜひオーケストラで突き詰めてみませんか?

興味ある方は、SJPOまでお気軽にお問い合わせください。

2020年5月8日金曜日

【テディベアハント in WEB-SJPO(10):バスドラム編】

◆テディベアハントinWEB-SJPO第10弾は、バスドラム奏者の登場です。
 [※テディベアハント(TeddyBearHunt)とは・・・


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◆打楽器には数えきれない種類がありますが、子供たちに「知っている打楽器は何?」と訊いたらおそらくまずは「大太鼓と小太鼓」あたりが筆頭に挙げられるのではないでしょうか。

打楽器は大きく分けて”体鳴楽器”というシンバルやマリンバなど楽器の素材自身が音を出すものと、”膜鳴楽器”という革やビニル樹脂などを張ったものを叩くいわゆる太鼓の仲間に分けられます。

※ホイッスルなど”気鳴楽器"と呼ばれる本来管楽器に分類されるべきもので打楽器奏者が担当するものはここでは除きます。

◆バスドラムはティンパニと並び膜鳴楽器を代表する打楽器ですが、オーケストラや吹奏楽などで用いられるものと、ジャズやロックなどのドラムセットに用いられるやや小型のものがあり、それらを区別するためにオケで使われるものは"コンサートバスドラム”と呼ばれることもあります。
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◆打楽器は、演奏のために発明された他の楽器と違い、紀元前2500年頃から存在していて、日本にも縄文時代に大陸から伝わったとも言われています。

そんなバスドラムがオーケストラに登場するのはずっと後で、古典派の時代にシンバルとともにトルコの軍隊を音楽で表すのに使われ始めたのがきっかけと言われています。それがロマン派の時代になり、楽器編成が大きくなるにしたがってバスドラムも広く使われるようになりました。

◆太鼓の叩く膜の部分をヘッドといいますが、昔はヘッドは皮が使われていましたが手入れが大変で高価なこともあり、現在は安価なプラスチック製が広く普及しています。

そして叩く方のバチのことを”マレット”と言い、材質や固さや大きさで音色を変えることができます。もちろんヘッドの材質や張り方でも変えられるのですが、曲ごとに、さらには曲中の箇所で張り替えるわけにもいかないので、必然的に音色などはマレットを変えることで対応することになるので、バスドラム奏者はいくつものマレットを使い分けることになり、このあたりも経験や工夫が必要になり、とても奥が深い楽器でもあります。

また昔は地面に対して垂直に固定して使われていましたが、現代においては叩きやすくまた音が飛びやすいように少し傾けられるようなスタンドを用いるのが一般的です。

◆ちなみにドラム奏者のことを”ドラマー”と呼びますが、バスドラム奏者はバスドラマーとはあまり言わないようです。
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◆またオーケストラでの名称は、たいていの楽器は国が代わっても、スペルや発音などの差はあれど似たような名称が用いられていることが多いのですが、バスドラムは下記のように国により実に多彩な呼び方が用いられます。

・英語:BassDrum(バスドラム)/
・イタリア語:Gran cassa(グラン カッサ)/
・ドイツ語:grosse Trommel(グローセ トロンメル)/
・フランス語:Grosse caisse(グロス ケス)

その理由の一つに、音楽を奏でるためにある地域で発明されて拡がっていった他の楽器と違い、打楽器がはるか昔から、世界中のあちこちで原始的なコミュニケーションツールとして、自然発生的に生まれていることが多いからと言われています。日本語においても古代からあったことから、「大太鼓」という漢字で表せる名称がありますよね。

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◆シンプルな構造で群を抜いて古い歴史を持つバスドラムですが、オーケストラではティンパニと違い音程を持たない楽器なので、使用される個所や役割も限定されますが、チャイコフスキー作曲の「1812年」という曲ではクライマックスで大砲の音を担当するなど、様々な曲でここぞというところで大活躍をする楽器でもあります。

オーケストラでは、他の打楽器同様簡単そうなイメージと裏腹に非常に奥深い楽器ですので、演奏会を観に行ったときなどぜひ意識して聞いてみてください。

また自分でもやってみたい小中高校生の方はぜひSJPOで一緒に演奏しましょう。

2020年5月4日月曜日

【テディベアハント in WEB-SJPO(9):ヴィオラ編】

◆テディベアハントinWEB-SJPO第9弾は、ビオリストのテディベアの登場です。


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◆「ヴィオラってどんな楽器ですか?」と訊けば、ほぼ全員が「ヴァイオリンを一回り大きくした楽器」と答えると思います。実際にヴァイオリンの4本の弦が低い方から五度間隔でG(ソ)-D(レ)-A(ラ)-E(ミ)となっているのに比べ、ヴィオラは同じ五度間隔C(ド)-G(ソ)-D(レ)-A(ラ)と、ヴァイオリンよりも5度音域が低く、その分楽器も大きく、ヴァイオリンよりも倍音が多くふくよかで深みのある音色となっています。

実は、ヴァイオリンの5度下の音域を物理的に理想的な響きで鳴らすには、ヴァイオリンの1.5倍の大きさが必要なのです。しかし実際にはそんな大きな楽器を顎にはさんで演奏するのは大変なので、やや小型で妥協(!)して演奏可能な大きさに収めているのが現在のヴィオラのサイズとなっていることはあまり知られていません。

◆”ヴィオラ”という名前は、もともと擦弦楽器(弓などで擦って発音する弦楽器)の総称でそれにはヴァイオリンも含まれる広い意味の名称でした。

現在はヴァイオリン属でヴァイオリンのの一回り大きい弦楽器という認識で正しいのですが、もともと中音域の弦楽器という意味でのヴィオラの先祖といえるヴィオール属の楽器は、16世紀半ばに生まれたヴァイオリンよりもはるかに前の14世紀頃から存在していました。

膝にはさんで演奏して”足のヴィオラ”という意味の”ヴィオラ・ダ・ガンバ”が有名です。一方でヴァイオリン属の顎にはさんで演奏する楽器は”腕のヴィオラ”と意味の”ヴィオラ・ダ・ブラッチョ”と呼ばれていました。

このヴィオール属とバイオリン属は、外見は似ていますがまったく別物の楽器なのは注意しておきたいところですが、今のヴィオラがヴァイオリン属の楽器に属するので少しややこしいのです。

◆ヴィオラという名称は、英語とイタリア語で主に使われていますが、フランス語では"alt:アルト"、ドイツ語では"Bratsche:ブラッチェ"とそれぞれまったく別の名称が使われています。他の楽器では各国のスペルの違いなど言語による表記の違いでの名称の若干の違いはあれど、せいぜい2種類くらいにほぼ同じにくくることができるものが多い中、主要五言語で3種類も分かれているヴィオラは、先の成り立ちの違いや古い歴史をもつことと無関係ではないようですね。

 ※「様々な言語で楽器を表してみよう」参照
  https://sites.google.com/site/websjpo/home/seminar/5languageinstruments

◆このように古い歴史をもつビオラですが、現在のバイオリン属のヴィオラとして確立したのはヴァイオリン以降ということもあり、バロック時代以降のソロ楽器として多くの曲が作られたヴァイオリンやチェロに比べるとソリストとしての活躍の場はそれほど多くはありませんでした。ヴィオール属の時代までさかのぼればヴァイオリンをはるかにしのぐソロ曲が作曲されているそうですが、残念ながらあまり演奏される機会は多くありません。

◆そうしたヴァイオリンやチェロに比べると、目立たない存在のビオリスト達から、必然的に(?)自分たちを自虐的に揶揄する「ヴィオラジョーク(Viola Jokes)」が生まれてきました。もちろん自虐ネタジョークは他の楽器にも存在しますが、ヴィオラのその数は群を抜いていてカテゴライズされるほどですので、いくつか紹介します。

・Q:ヴィオラがヴァイオリンより優れているのは? 
 A:長く燃える

・Q:短二度の音程とはどういうもの?
 A:ヴィオラがユニゾンを弾くこと

・Q:玉葱とヴィオラの違いは? 
 A:ヴィオラは切り刻んでも誰も涙を流しません。

などなど数えきれないほどのヴィオラジョークがあるので、調べてみてください。

◆もっとも、そんなヴィオラジョークを言いながらビオリストという人々は、誰よりもヴィオラを愛する気持ちの人一倍強い人たちで、だからこそあえて自分の楽器を落として笑いを取りながら、結果的に素晴らしいヴィオラの音色や演奏から生まれるギャップでヴィオラの魅力が伝わるという、現在の芸人のような心意気の人が多いのもビオリストの特性といえるでしょう。

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◆SJPOでは、現在2名の団員が在籍していて、トレーナーの小神野りえ先生を始めとする指導陣から、楽器の演奏やオーケストラ技術はもちろんのこと、ヴァイオリンなどでは味わえないヴィオラの楽しさやこだわりどころなども含めて教えてもらいながら、SJPOを響きの中核を担って頑張っています。

3歳くらいから始める人が多いヴァイオリンやチェロに比べると、比較的大きくなってから始める人が多く後からでも始めやすい楽器とも言えるヴィオラです。今まで楽器をやってきていなかったけど、オーケストラの弦楽器として演奏してみたい!という方々もぜひ私たちと一緒にやってみましょう!




2020年5月1日金曜日

【テディベアハント in WEB-SJPO(8):オーボエ編】

第8弾はオーボエ奏者のテディベアです。 (※テディベアハントとは


◆小学生くらいだと音楽の教科書くらいでしか馴染みがないオーボエですが、オーケストラでは花形として大活躍する楽器です。

見かけはクラリネットと傍目にはそっくり(?)なのですが、音を出すときに振動させる植物の葦でできたリードがオーボエは2枚ありますが、クラリネットは1枚という大きな違いがあります。

歴史的には18世紀になって発明されたクラリネットに比べてはるかに長く、オーボエの先祖と言われるショームという楽器は中世から、さらにその元のダブルリードの葦笛は古代エジプトの壁画にも記されているほどです。

◆17世紀頃にショームをフランスの楽器制作者が改良して、今のオーボエの始まりとなったといわれていて、フランス語で「Haut(高い/大きい)bois(木材)」から「Hautbois(オーブワと発音します)」という名前になり、それが他の国に伝わりオーボエという名前になっていきました。またオーボエはオーケストラにおいては、弦楽団に最初に加わった管楽器でもあります。

その後フランスのコンセルバトワール式と、ドイツ式と大きく2通りが並行して発展しましたが、19世紀になって作曲家のリヒャルト・シュトラウスがコンセルバトワール式を絶賛したのをきっかけとしてほとんどがコンセルバトワール式のオーボエが用いられるようになり、現在はウインナオーボエと呼ばれるドイツ式はウィーンフィルを始め、一部で使われるのみとなりました。

ちなみにウインナオーボエはヨーロッパで作れる職人がいなくなり絶滅(!)の危機に瀕しましたが、それを救ったのが日本のYAMAHA社で、現在のウインナオーボエはほぼ100%YAMAHA製が使われています。

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◆コンサートの団員控室などでオーボエ奏者は一目でわかると言われています。それはかなりの割合で本番直前までリードを削っているからだそうです。

他の木管楽器もリードを自分で削って調整するのですが、特にオーボエは0.0何mmというわずかのバランスで音色や響きが大きく変わるらしく、リハや本番前ぎりぎりまでリードを削って調整し続けるので、他の人から見ると年中リードを削っているような印象になるわけすね、

◆またオーボエにはコンサートの本番直前のステージ上で「チューニング」という重要な役割があります。チューニングは一番最初にオーボエの1st奏者がA(ラ)の音を出し、それにコンサートマスターが合わせて、その後全団員が音を合わせます。シーンとしているところから、聴衆全員が耳を傾けているところで最初に一人でAの音を出すのはなかなか緊張するようです。

◆高くでよく通る音なので、曲中ではメロディを担当することも多く、また音色もダブルリード(リードが2枚ある楽器)特有の、どことなく哀愁的な音色から、チャイコフスキーの「白鳥の湖」の有名なメロディや、ベートーベンの交響曲3番「英雄」の2楽章の葬送行進曲のソロなど、有名なオーボエのソロといえば物悲しい短調の曲が多いのは他の楽器にはない特徴です。

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◆オーボエは実際に演奏するとなるととても難しい楽器です。細く小さいリードでわずかな吹き方の違いで音程が上下して安定しづらいことなどから、ギネスブックにはホルンと並んで「世界で一番難しい楽器」として掲載されています。

◆「オーボエを聴けばオケのレベルが分かる」と言われることも多く、管楽器の中心としてオーケストラを引っ張る立場である一方で、とても難しい楽器ということでメンタルの強さも要求されますが、美しいソロもかなり多く、一度オーボエを体験すると魅力にはまってしまうようです。難しくじゃじゃ馬のような楽器であるからこそ、リードのメンテをし続けて楽器と奏者のコミュニケーション(!)が一番取られているのかもしれませんね。

◆SJPOではオーボエ団員大募集中です。初心者でも個人レッスン付きで入団することができますのでまずはお問い合わせください。

2020年4月30日木曜日

【テディベアハント in WEB-SJPO(7):トロンボーン編】

第7弾はトロンボーン奏者のテディベアです。
 ※テディベアハントとは ・・・


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◆トロンボーンは大きな音量が出せることや、オーケストラの楽器の中で唯一管をスライドさせて音を変える楽器という特徴から、演奏するアクションが大きいところも目立ちやすく、また格好よく見えることで、子供たちの人気も非常に高い楽器です。

◆トロンボーンという名前は「大きなラッパ」という意味の言葉からきています。ドイツ語でトロンボーンを表すPosaune(ポザウネ)はもともとトランペットという意味で、元はトランペットとトロンボーンと同じ兄弟楽器のようなものだったことが伺えます。

◆意外に思われるかもしれませんが、トロンボーンは実はかなり古くからある楽器で、ヴァイオリンよりも半世紀以上も早い15世紀中頃に登場したといわれています。18世紀頃からは教会で用いられるようになり、響きや音色の神々しさから「神様のラッパ」とされて、その頃の作曲家たちは宗教曲以外には用いませんでした。

◆そうした神聖な楽器として特別に扱われていたトロンボーンの立場を一変させたのは、交響曲で用いられたことでした。その世界で初めて交響曲でトロンボーンが用いられたのは、1808年に初演されたおそらく世界でもっとも有名な交響曲ともいえるベートーベンの交響曲第5番「運命」でした。

ベートーベンがオーケストラに取り入れたことが、まさしくトロンボーンの”運命”を大きく変えたとも言えますね。

そこから音色の多彩さや、音量もあって華やかなソロに向いていること、また倍音が多く複数の楽器を重ねたハーモニーの美しさから、一気に様々な管弦楽曲に取り入れられるようになったのはご存じの通りです。

◆余談ですが、ベートーベンは新しいことに次々チャレンジして世界初をいくつも実現していますが、楽器を練習している誰もが使ったことのあるメトロノームを世界で最初にオーケストラのリハーサルに取り入れたのもベートーベンで、その後一気に世界中で曲の速度指定にメトロノームの数字で指定されるようになっていきました。

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◆さて子供たちのトロンボーンの人気の高さとは裏腹に、実はかなりハードルが高い楽器でもあります。他の金管楽器のように指を押さえるとある程度の決まった音程が出るわけではなく、ギターのフレットのような目印のない中で、ぴたりと素早く正確な音程を鳴らせるようになるには、かなりの修練が必要です。

◆SJPOでは、トレーナーの若田典子先生を始めとする指導陣の方々が、子供たちと一緒に演奏をしながら、楽器をきちんと鳴らす方法から始まり、音程の取り方、響きの作り方、オーケストラでの役割を踏まえた演奏方法などの指導にあたって、団員の上達も目覚ましいものがあります。

品川区のほとんどの小学校には金管バンド、そして中学には吹奏楽部があり、皆に馴染みのあるトロンボーンをさらに高いレベルに演奏してみたい小中高校生のみなさんを、SJPOでは募集しています。
ぜひ一緒にオーケストラでトロンボーンを楽しく、そしてひたむきに極めていきましょう!