2015年10月29日木曜日

ホームページ2万アクセス突破!

◆品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラのホームページWEB-SJPOが、20,000アクセスを突破しました。
 
 2014年4月末に開設したホームページですが、約10か月後の2015年2月6日に10,000アクセスとなり、さらに8カ月で20,000アクセスとなりました。




 WEB-SJPOの特徴は、単に練習予定や演奏会記録などの大まかな活動だけでなく、毎回の練習すべての様子を豊富な写真などで、細かく記録し続けていることです。設立以来一貫して続けていることで、記録がデータベースとなり、音楽監督である常任指揮者の長田先生を始め、トレーナーの先生方、そして多くの演奏サポーターが一丸となってきめ細かくメンバーをフォローすることで、SJPOが進化し続ける様子もご覧いただけます。

 また動画ギャラリーの開設や、さらには団員や指導陣専用掲示板の開設などで、WEB-SJPOもさらに進化し続けていきます。

◆これからもこんな情報を掲載してほしい、こんなコーナーがあったら良いなども要望もどんどん受け付けつけていきたいと思います。 今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。




2015年10月25日日曜日

2期第12回練習 [第九イベントに向けて]

◆10月25日に、品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラ(SJPO)の今年度第12回目の練習が立会小学校音楽室にて行われました。この日は音楽監督の長田先生、木管トレーナーの山田先生をお迎えしての分奏と合奏でした。また長田先生のご都合で、いつもと違って前半が合奏、後半がセクション練習でした。

◆内容
10:00-10:05 諸連絡
10:10-11:00 合奏(長田先生:ブラームス/ビゼー)
11:10-12:00 セクション練習
 弦楽器  :合奏(長田先生:モーツァルト)、
 管打楽器:分奏:山田先生(ブラームス/ビゼー)


◆音量や音の形を意識した演奏方法を伝えるのに黒板を用いて説明されていました。こういうことができるのは、小学校の音楽室をお借りさせていただいている大きなメリットでもあります。


 ◆12月23日にきゅりあん大ホールで行われる第九イベントでの曲も正式に決まり、子供たちも千人のキャパがあるホールでやるのも初めてということで気合も入ります。

♪♪♪

◆休憩をはさんで後半はセクション練習で、管打楽器は山田先生の分奏です。最初はフルートのO沼さんが前に立って合図を出しながら、ロングトーンなどの基礎連を行いました。


◆山田先生は、次々と課題を出しながら、適宜テンポよく指示を出されます。最初はそろわなかった演奏が回数を重ねるごとに響きが寄ってくるのが実感できたようです。

◆リズムの練習は全員楽器を使わず、手をたたきながらリズム練習。少し複雑なリズムを打ち分けるのは結構大変です。

♪♪♪

◆一方弦楽器は引き続き長田先生のご指導で、モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハト・ムジークの第三楽章の合奏でした。第一楽章は昨年課題曲として取り上げていましたが、第三楽章はこの日初めての練習となりました。

◆この曲は初練習とあって、まずは普通に通し、それから少しずつ分けて練習していきます。



 ◆曲の舞曲風の三拍子のリズムを体にしみこませて演奏するために、全員立立ち上がって拍子にのって動きながら踊るように演奏してみました。、

◆立って演奏したおかげで、だいぶメヌエットの雰囲気を掴めたようです。

まずは次の12月の本番に向けて取り組み、年明けから4月の定期演奏会の成功に向かって、一丸となって取り組んでいきましょう。



2015年10月4日日曜日

2期第11回練習 [Einsatz~合図の出し方・合わせ方~]

10月4日(日)に品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラ(SJPO)の後期初めてとなる第11回練習が立会小学校音楽室にて行われました。

トレーナーの橋本侑里映先生(バイオリン)、山田知佳子先生(クラリネット)をお迎えして、前半がセクション練習、後半がオーケストラ講座と成果発表会という内容でした。

後期最初のこの日はバイオリンの新入団員二人を迎えての初練習ということもあり、また賑やかになりそうです。また浦和ユースオーケストラの運営をされている庄子さんと広川さんがご見学に来られました。

■内容
 ★10:00-10:05 諸連絡
 ★10:10-11:20 セクション練習
 ●弦楽器
 10:10-11:00 パート練習(アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク三楽章)
   1stVn:橋本先生・根井さん/2ndVn:山内さん/Vc:成田さん
 11:00-11:20 弦楽合奏(アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク三楽章)

 ●管打楽器
 10:10-10:25 リズム練習
 10:25-10:45 ハーモニー練習
 10:45-11:20 4グループに分かれてアンサンブル練習

 ★11:45-12:10 成果発表会
   弦楽器:アイネクライネナハトムジークより第三楽章
  管打楽器:小編成アンサンブル

♪♪♪

■管打楽器のセクション練習は、山田知佳子先生にご指導いただいて前半がリズムとハーモニーの管打楽器の練習、後半は管楽器はごちゃまぜにして3つのグループに分けて、それに打楽器チームを加えた4グループでアンサンブルの練習となりました。


■最初のリズム練習は、変拍子を含む長いフレーズの拍をとらえて手をたたく練習でした。4分の4、8分の6、8分の5拍子などどんどん変わる拍子についていくのはなかなか大変でした。


少し慣れてくると今度は半分は手をたたく人、半分は指揮をする人に分かれて一緒に合わせる練習をしました。最初はゆっくりでしたが、だんだんスピードを上げていくにつれ、難しくなってきます。


実はこのリズム、ある有名なフレーズから取ったものだということを、リズム練習が終わった後に山田先生から教わってびっくり!何のフレーズか分かりますか?
答えは古典落語の名作「寿限無」!
[寿限無 寿限無/五劫の摺り切れ/海砂利水魚の/水行末/雲来末/風来末/食う寝る所に/住む所/ 藪柑子の/ブラコウジ・・・」をリズムで表したものでした。これには皆大笑いでした。

♪♪♪

■一方弦楽器は、前半が今日から取り掛かる新曲のアイネクライネナハトムジークの第三楽章のパート毎の譜読み練習、後半が弦楽合奏でした。

■1stバイオリンはトレーナーの橋本先生指導で、最初はスケールの基礎練習から始まり、その後モーツァルトの譜読みとなりました。


■2ndバイオリンはサポーターの山内さんが指導を担当されました。この日から新入団のメンバー二人が、2ndバイオリンに加わり、早速パート練習に合流しました。

■チェロは学校行事で一人欠席で、サポーターの成田さんのマンツーマンレッスンとなりました。

■一方、打楽器チームは、夏休み以降すっかり定番となった練習前のストレッチを、階段の鏡を使ってみっちり行います。

♪♪♪


■管打楽器は、リズム練習の後、山田先生のご指導でスケールハーモニーの練習で、自分の一つ一つの音が、どんな和音のどの音を担っているかを確認しながらの練習でした。

■スケールハーモニーは地道で根気のいる練習ですし、一度ではなかなか身につくものではありません。何度も繰り返し練習していくことで、響きや和音の中の自分の役割を理解して身につけていくことになります。

♪♪♪

■弦楽器のセクション練習の後半は、パート練習で音取したアイネクライネナハトムジークの三楽章の合奏でした。


橋本先生が楽器を弾きながら指揮をする「弾き振り」での合奏でしたので、弓の使い方や弾き方などが子供たちもより分かりやすく合わせることができました。

♪♪♪

■休憩後は、SJPO名物(?)のオーケストラ講座の時間です。講師は中谷さんで、今日の講座のタイトルは「Einsatz~合図の出し方・合わせ方」でした。最初にオーケストラの配置を黒板に書いて、それぞれの楽器の首席奏者がどこに座るかという、6月のオーケストラ講座のおさらいから始まりました。団員たちは弦楽器のトップは客席側、管楽器は中心に近い方が首席奏者ということを皆きちんと覚えていたのは感心でした。


その後、楽器ごとの合図の出し方、トップ同士の合わせ方、そしてトップにパートメンバーがどうやって合わせていくかの解説がありました。
そして実際にトップ同士で合わせる練習をするために、ブラームスのハンガリー舞曲やファランドールのフレーズの変わり目などを実際に「暗譜で」合奏してみて、指揮だけをみるのではなく、それぞれのメンバー同士で合わせる練習をやってみて、アンサンブルということを意識しました。

♪♪♪

■講座の後は、今日のセクションで練習した曲やアンサンブルを全員の前で披露する成果発表ミニコンサートを行いました。

まずは弦楽器からで、アイネ・クライネ・ナハト・ムジークの三楽章を中谷さん指揮で演奏しました。管打楽器のメンバーも普段は弦楽器を後ろから見ていますが、今回は目の前や、すぐ横から聴きましょうということで、弦楽器を取り囲むように聴きました。

■管打楽器メンバーにとって、弦楽器を演奏しているのをこれだけ間近に見て聴く機会は珍しく、かなり刺激的で興味深かったようです。また弦楽器メンバーにとってもすぐ近くで聴かれることで適度なプレッシャーとなったのも良い経験となりました。


■続いて管打楽器のアンサンブル発表です。チームが4つあるので、SJPOの頭文字を取って、チームSや、チームPという名前での発表でした。チーム構成は山田先生が振り分けましたが、演奏順はくじ引きでチームJからとなりました。


■続いてチームSの発表です。どのアンサンブルも大人のサポーターも入っていますが、アンサンブルの練習は基本的に団員たちに進めさせるということで、フレーズの吹き方や音程の確認、強弱の付け方なども、団員たちが意見を出し合って曲作りを行ったのも、主体的に音楽づくりをしていく上で良い勉強になったことでしょう。


■三番目はチームPでした。トランペット2人にフルート1人という構成で、メロディがフルートということもあり、音量バランスも工夫したようです。気を付けることは演奏のみならず、入退場の仕方やお辞儀の仕方もお客さんを意識するようにと、事前に山田先生から指導されていたこともあり、どこのチームもステージマナーが良かったです。

■最後はパーカッションパートのチームO。
二人で交代してリズムアンサンブルを披露しました。


■こうして後期の初練習も密度の濃いものとなり、良いスタートを切ることができました。夏のワークショップの際に、トレーナーやサポーターの方々の今後の運営方法や練習方法についての意見をいただいた中で、一番多かった意見が「子供たちの自主性をもっと育てよう」というものでした。

練習前の準備や練習後の後片付け、また曲に対する取り組み方や、曲作りやアンサンブルまでより主体的にオーケストラ全般に取り組めるように後期は色々と工夫して運営していきたいと思っています。

来年4月の定期演奏会に向けてさらに進化したSJPOになるように、団員もスタッフも保護者も頑張っていきたいと思います。