2017年8月20日日曜日

第5回ジュニアオーケストラ入門講座 第3日目

◆8/20(日)に五反田文化センターにて、夏のワークショップ「第5回ジュニアオーケストラ入門講座」最終日が開催されました。
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【2017夏のワークショップ:第5回ジュニアオーケストラ入門講座:第3日目】 
 〇日時:2017年8月20日(日)13:30-16:00
 〇場所:五反田文化センター 第2スタジオ
 〇指導:講師/指揮:中谷 克彦団長
     トレーナー:篠原 梨恵先生(木管)/香田 英佑先生(金管)
           橋本侑里映先生(弦) /小神野りえ先生(弦)
 〇スケジュール
           13:00-13:30 受付/音出し
           13:30-13:35 諸連絡
           13:40-15:00 G.P.(ゲネラル・プローベ)  [中谷団長]
                     講座「演奏会の心得」    [中谷団長]
           15:20-15:40 成果発表演奏会    [指揮:中谷団長]
             A.ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第一番ハ長調作品46-1
             J.パッヘルベル:カノン(SJPO管弦楽版 木内涼編)
           15:40-16:00 閉講式/記念撮影
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◆ワークショップも最終日となりました。わずか9日前に初めて会ってこの日で3日目ですが、参加メンバー同士、ずっと前からの友達のように仲良くしている様子はオーケストラという共通言語を持つからこそでしょうか。

 ◆最終日のこの日は最後に3日間の成果発表の演奏会が控えることもあり、すぐに緊張した面持ちでぎりぎりまでさらう姿が見られました。中高生はもちろんのこと小学校低学年の子供たちまで、時間外でも集中してさらっているのは素晴らしいことですね。

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◆諸連絡の後、最初は中谷団長が講師でのオーケストラ講座です。この日は「演奏会の心構え」ということで、コンサートでのオーケストラでの楽器の並び方、首席奏者の位置、そしてオーケストラでの合わせ方を最初に学びました。

◆その後、お客様に聴いてもらうというのはどういうことか、そのために何を心掛けるべきなのか、そして聴いていただくためのステージマナーを学びました。

◆講座に続いて、合奏となりました。この日は中谷団長が長田先生の代役で指揮者を務められました。カノンの合奏ではカノンとはどういうものか、2小節ごとに出てくるメロディをどうとらえるか、また伴奏に回ったときにどう演奏するかを確認していきました。また全員で一緒に演奏してみることで、他の楽器を聴きながらアーティキュレーションを揃えるのを意識していきました。


 ◆その後、スラヴ舞曲の合奏なので、パートが変わる人たちはさっと移動しなくてはなりません。こうした動きも緊張感をもってスムーズに行うのも練習です。

◆カノンもスラブ舞曲も打楽器は大活躍ですが、その分、集中してオーケストラを支えなくてはならないので責任重大です。

◆スラヴ舞曲ではボヘミアの舞曲であるフリアントのリズムを意識しつつ、3拍子のフレーズと演奏し分けることを意識しました。速い3拍子は手強く最初はかなり苦労していましたが、トレーナーやサポーターの指導のおかげで少しずつ慣れてきました。

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◆その後、コンミス入場からチューニング、演奏前後の所作などを練習していよいよ成果発表会の本番を迎えました。演奏技術はもちろんのこと、集中して良い姿勢で良い表情で演奏しているメンバーが多かったのも成長を感じました。

◆そしてわずか3日間の集中講座でしたが、練習した成果を存分に発揮して、本番も集中して聴衆の方々に心を込めて一所懸命演奏して聴いていただくということができたと思います。ステージマナーやお辞儀などの所作もきちんとできて、素晴らしいコンサートとなりました。

◆演奏会が終わると、閉講式で先生方の講評をいただき、最後は全員で記念撮影をしました。このワークショップはケーブルテレビ品川の取材も入り、最初はテレビカメラが気になる子もいましたが、最終日はカメラが近寄っても気が散ることもなく集中して演奏に臨めました。何より参加メンバーの子たちのこの表情が、練習から本番まで全力で十分やりきって楽しむことができたことを表していますね。

◆充実感と一抹の寂しさを感じつつ、三日間のワークショップを無事終えることができました。子供たちの頑張りはもちろんのこと、辛抱強くきめ細かくご指導してくださった指揮者やトレーナー、演奏サポーターの皆様、そして裏方も含めてずっとサポートしてくださった保護者の皆様には本当に心より感謝いたします。

◆このワークショップの成功に向けて、スタッフ/指導陣/保護者/参加した子供たちが皆一丸となって取り組み、そして見事大成功を収めたことは本当に幸せなことだと思います。

そしてSJPOでは、一息つく間もなく10月1日(日)にきゅりあんで開催される品川区の音楽イベント「しながわ物語」の出演にむけてまた練習が始まります。

今回は3日間のイベントとしてはひとまずの成功とはいえ、演奏としてはまだまだ練習しなければならないことは山ほどあります。一つクリアしたら次の課題を見つけてまた練習してもっとレベルの高い楽しみを追い続けることをずっと繰り返し続けることが、オーケストラの大変さでもあり、楽しさであり魔力でもあります。
さらなる高みと楽しさを目指して頑張っていきましょう。

第5回ジュニアオーケストラ入門講座 第2日目

◆8月19日(土)に五反田文化センターにて、第5回ジュニアオーケストラ入門講座第2日目が開催されました。

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【2017夏のワークショップ:第5回ジュニアオーケストラ入門講座:第2日目】 
 〇日時:2017年8月19日(土)13:30-16:00
 〇場所:五反田文化センター 第1・第3・第5スタジオ
 〇指導:講師/指揮:高橋 勇太先生
     トレーナー:篠原 梨恵先生(木管)/香田 英佑先生(金管)
           橋本侑里映先生(弦) /小神野りえ先生(弦)
 〇スケジュール:
             13:00-13:30 受付/音出し
             13:30-13:35 諸連絡
             13:40-14:30 分奏:弦分奏(橋本先生)/管打分奏(篠原先生)
                              初級者クラス(香田先生/小神野先生)
             14:40-16:00 講座:「指揮者の役割と指揮の見方」(高橋先生)
                              指揮者体験コーナー
                              合奏(高橋先生)

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◆前半は初日同様に、3か所に分かれて、管打楽器は篠原先生、弦楽器は橋本先生、初級者クラスは香田先生と小神野先生の分奏でした。初日の長田先生の合奏を受けて、参加者たちもかなり一生懸命にさらってきた様子がうかがえました。

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◆休憩をはさんで、合奏と講座そして指揮者体験コーナーとなります。当初の予定では音楽監督の長田先生が指揮と講師をされる予定でしたが、体調を崩されて急遽高橋勇太先生にお願いすることになりました。間際のお願いにもかかわらず、初めての曲となるカノンの管弦楽版のご指導も、またオーケストラ講座の「指揮者の役割と指揮の見方」も本当に分かりやすくご指導いただきました。

◆合奏の後は続いてオーケストラ講座です。指揮者は何をするのか、どうして指揮者が変わると音楽がガラッと変わってしまうのか、また指揮者をどうやってみたら上手に合わせられるかのコツを教えていただきました。

◆続いて、基本的な指揮の振り方を教えていただきました。皆真剣に見て聴いて、そして真似をして覚えていました。

◆そしてお待ちかねの指揮者体験コーナーです。時間の関係で全員はできませんでしたが、立候補したメンバーの中からじゃんけんで高橋先生に勝った人から順番に、スラヴ舞曲で指揮者にチャレンジしました。
 普通の3拍子の曲と違って、フリアントのリズムが最初はかなり難しかったようですが、コツとして1小節1拍の2拍子のように振ると良いですよ、とのアドバイスで皆要領を覚えて、見事にオーケストラの指揮者を務めていました。

◆今回は保護者も講座の受講や見学ができたのですが、子どもたち以上に見学の保護者の方々の方が真剣に集中して、そして楽しんで見学されていたようです。

◆残すは明日の最終日のみとなりました。
 今まで練習してきたこと、このワークショップで学んだことを存分に発揮して、成果発表演奏会での素晴らしい演奏を期待したいです


2017年8月11日金曜日

第5回ジュニアオーケストラ入門講座 第1日目

◆8/11(金祝)に、五反田文化センターにて、夏のワークショップ「第5回ジュニアオーケストラ入門講座」の初日が開催されました。
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【2017夏のワークショップ:第5回ジュニアオーケストラ入門講座:第1日目】 
 〇日時:2017年8月11日(金祝)13:30-16:00
 〇場所:五反田文化センター 第1・第4・第5スタジオ
 〇指導:講師/指揮:長田雅人先生
     トレーナー:篠原 梨恵先生(木管)/香田 英佑先生(金管)
           橋本侑里映先生(弦) /小神野りえ先生(弦)
 〇スケジュール
     13:00-13:30 受付/音出し
     13:30-13:45 開講式[団長挨拶/音楽監督挨拶/指導陣紹介]
       13:50-14:50 分奏
       15:00-16:00 講座「合奏の秘訣」
              合奏(長田先生)
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◆今年は過去最大規模となる36名の小中高校生が集まりました。
 また保護者は見学自由というのは例年通りですが、今年は演奏経験が5年以上ある方は、一緒に演奏に加われることになり、オーケストラで親子共演となった方々が7組もあったのも特徴の一つでした。

◆今回は3部屋を使うのでセッティングも大変ですが、SJPOのメンバーたちが上級生を中心に手際よく動いてくれたおかげで、あっという間に3部屋のセッティングや、スケジュールボードが出来上がりました。「準備から片付けまでがオーケストラの練習の内」ということがきちんと身についてきたのも素晴らしいことですね。

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◆最初の開講式の主催者SJPOの中谷団長のご挨拶でいよいよ今年のワークショップが始まりました。

◆続いて音楽監督の長田先生のご挨拶です。

◆指導者の紹介や、3日間の流れなどの説明もふくめて開講式が終わると、早速3つに分かれて分奏にとりかかりました。管打楽器はフルートの篠原先生、弦楽器は長田先生のご指導でドヴォルザークのスラヴ舞曲第一番ハ長調作品46-1の分奏が始まりました。

◆一方で今年初開設の初級者コースでは、トランペットは香田先生、ヴァイオリンは小神野先生のご指導で基礎練習から曲の練習まで、丁寧に行われました。

◆続いて初級者クラスも中級クラスに合流して、パッヘルベルのカノン(SJPO管弦楽版)の分奏となりました。管打楽器は引き続き篠原先生、弦楽器は橋本先生の分奏でした。

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◆そして休憩をはさんで、お待ちかねの長田雅人先生の合奏の時間です。10人あまりの参加者はこれが念願のオーケストラデビューとなりました。

◆合奏の合間にはオーケストラ講座の今日のテーマ「合奏の秘訣」について、長田先生より何十人ものオーケストラが全員できちんと合わせるための心がけや呼吸の仕方などを教わりました。

◆ただ初日で初めてということもあり、合奏も合わないところが多々あり、まだまだ個人練習、そして分奏などの合わせる練習が必要で前途多難という感じです。

来週末の2-3日目の練習にむけて、今日のアドバイスをもとにしっかりさらいこんで来ること、そして何度も曲を聴きこんでくることで、次回の合奏のレベルを上げていきたいところです。