2015年11月22日日曜日

2期第14回練習 [1000人のホールで楽器を鳴らそう]

◆品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラ(SJPO)の第14回練習が11月22日(日)に、立会小学校音楽室で行われました。この日は音楽監督の長田雅人先生、木管トレーナーの篠原梨恵先生、バイオリントレーナーの橋本侑里映先生をお招きしての分奏と合奏練習でした。

◆スケジュール
 10:00-10:05 連絡
 10:10-10:50 分奏
 ・弦合奏/分奏(長田先生/橋本先生):アイネク合奏、劇場支配人分奏
 ・管打分奏(篠原先生):基礎練/劇場支配人
 11:00-12:00 合奏(長田先生):劇場支配人 他

◆子どもたちは始まるかなり前から集まって、練習に余念がありません。

◆前半は管打と弦楽器に分かれての分奏です。弦楽器は音楽室でバイオリントレーナーの橋本先生による弦分奏です。

◆モーツァルトの劇場支配人は、特に弦楽器はかなり難しいパッセージが多いので、曲全体をさらいこむのは大変です。

◆難しいところを弾くコツなど、橋本先生が実際に弾いてお手本を見せながら、かみ砕いて子供たちに教えていきます。一度に弾けるようになるわけではないですが、地道に少しずつ弾けるところを増やしていくしかないので、日々の練習でもきちんと時間を確保して練習をしていってほしいです。

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◆一方で管打楽器は篠原先生の分奏でした。
特に次回12月本番のきゅりあん大ホールは、SJPOにとっては初めて経験する定員が1000人を超える大きなホールです。その中でどのように楽器を響かせるとホールの後ろまで聞こえるのかなどをみっちり学びました。

◆子供たちにとって、大きな音で演奏しようとすると力んでしまってかえって音が飛ばなくなってしまうことが往々にしてあります。そのあたりも踏まえて、どうすれば無駄な力を入れずに音を出せるか、また一番後ろのひとに音を届けられるか、というようなことを篠原先生は分かりやすく子どもたちに伝えてくれます。

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★休憩をはさんで後半は長田先生の合奏です。


◆10月から課題曲として取り上げているモーツァルトの劇場支配人ですが、12月の第九イベントは、ビゼーとブラームスが演目ですので、劇場支配人の練習は、今日の後は1月となってしまうので皆必死で取り組んでいました。


◆普段は音楽室をお借りして練習をしているので、それほどガリガリ演奏することもなりのですが、12月の演奏会はきゅりあん大ホールでの演奏会ということでキャパが1000人以上!。そんな中で自分たちの楽器をどのように鳴らしたら綺麗に遠くまで響くのか、ということを強く意識して練習していってほしいです。

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練習終了後もサポーターやトレーナの先生方に質問する子供たちもちらほら。


◆今年の練習もあと残り2回。
着実にレベルアップしているので、演奏会本番ではしっかり成果を出してきてほしいです。






2015年11月1日日曜日

2期第13回練習 [調性と調号の覚え方と音部記号]

◆12/22に立会小学校音楽室にて、品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラ(SJPO)のH27年度第13回練習が行われました。

この日は木管トレーナーの山田先生、金管トレーナーの香田先生、弦楽器トレーナーの橋本先生をお招きしての分奏中心の練習でした。


◆スケジュール
 10:00-10:05 連絡
 10:10-11:20
  ・弦分奏(橋本先生):※一部パー練 (アイネク/劇場支配人)
  ・金管(香田先生):金管分奏(基礎練/アンサンブル)
  ・木管(山田先生):木管分奏(基礎練中心)
  ・打楽器:パート練習
 10:30-11:00 講座とミニ合奏(劇場支配人)

 ◆まずはセクション練習からです。金管楽器はトランペットの香田先生の金管分奏でした。

 ◆香田先生は7月に続いて二回目のお招きとなります。楽器の手入れの仕方からウォームアップの仕方などまで丁寧に教えてくださいます。また実際に演奏しながらお手本を見せてくださるのも子供たちにとってはありがたいです。


◆木管は、クラリネットトレーナーの山田先生のご指導での木管分奏でした。ファランドールの中間部の早いパッセージなども何度かアドバイスをいただきながら繰りかえしているうに吹けるようになってきているように思えます。

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◆さらに別の教室では弦楽器のセクション練習です。前半の80分をさらに二コマに分けて、前半をパート練習、後半を弦全体の分奏に充てました。1stバイオリンは橋本先生のご指導でモーツァルトをみっちりさらいました。

◆なお、弦楽器は立ったままの練習でした。弦楽器の子供たち、それも特に小さい子は座って演奏する習慣がないので、立ったままの方が違和感が無いようです。

◆後半は2ndバイオリンも合流して弦分奏となりました。


◆やはりパート練習から弦分奏になると響きが圧倒的に増えて、子供たちも楽しいようです。

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◆休憩後の後半は、オーケストラミニ講座と、ミニ合奏です。
いつも同様中谷さんが講師で、この日のテーマは「調性と調号の覚え方と音部記号」ということで、♯、♭4つまでの調のスケールを書き出して、調号を確認していきます。

また意外と知らない「ヘ音記号、ト音記号(+ハ音記号)の正しい書き方」も改めて皆で確認しました。最初は正確にト音記号を書ける子がほとんどいなかったのですが、終わるころには皆すっかりコツを覚えていました。

調性については、『♯系は、最後(=一番右側)のシャープの音がその調の「シ」、♭系は最後(一番右側)の♭の音がその調の「ファ」であることを説明して、覚え方としては、「(シ)ヤープ」と「(ファ)ラット」と覚えると良いよ』との説明はサポーターや保護者の方々にウケて(?)いました。

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◆講座の後はミニ合奏で、まずはチューニングから。


◆前回の長田先生の合奏で注意されたところ、分奏でトレーナーの方々からご指導いただいたところを中心に合奏で確認していきました。


◆昨年からの団員は、定期演奏会でも演奏した曲ですが、今年度入団したメンバーにとっては初めての曲です。難しいところも何カ所もありますが、地道に練習を重ねてさらっていってほしいです。


◆一方、昨年からの団員の中には、合奏後に駆け寄ってきて「去年全然弾けなかったところが、弾けるようになった!」と喜んで報告してきてくれる人もちらほら。
着実に子供たちのレベルも上がっていることを実感しました。