2018年2月18日日曜日

第4回定演の小屋打ち

◆2/18(日)の練習後、第4回定期演奏会で使用する会場のスクエア荏原ひらつかホールに、「コヤウチ」に行ってきました。

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◆ところでコヤウチとは何かご存知ですか?
コヤウチは、漢字で書くと「小屋打ち」となりますが、これで少しは意味が分かるかもしれませんね。

「小屋」とは。コンサートを行う会場のことを指します。そして「打ち」は「打ち合わせ」のこと。

したがって「小屋打ち」とは「小屋打ち合わせ」、すなわち、コンサートを行う会場側と、会場使用に関することや技術的な打ち合わせを行うことです。

◆今回の場合は、具体的には
 1.会場使用関係
 ・当日のスケジュール
 ・借りている場所(ホール/楽屋/会議室)などの管理方法
 ・打楽器の搬入搬出経路
 ・会場から借りる設備の確認
 ・駐車場関係
 ・受付周り
 ・会場の誘導、ドアの開閉、非常時の対応など 

 2.技術関係(舞台/照明など)
 ・舞台設営(ひな壇の組み方/椅子や譜面台や指揮台の数やレイアウト)
 ・照明設備の使い方
 ・録音/録画関係
 ・ステマネ(=ステージマネージャー)との連携

などを細かく会場の人と打ち合わせました。

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◆会場のスクエア荏原ひらつかホールは、第2回定期演奏会から使わせていただいているので、今回で3回目となるのでかなりお互いわかっていて安心感があり心強いのですが、それでも想定できることはきちんと対応を考えながら、当日は万全の状態で演奏に集中できるようにしたいですね。

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【小屋打ち風景】

【会場借用証】

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第4回定期演奏会&団員募集パンフレット完成

◆SJPOの第4回定期演奏会&第5期団員募集の案内パンフレットが今週出来上がりました。今回のデザインはスタッフで事務局長の田中さんが担当してくださいまして、素晴らしいものが出来上がりました。

【第4回定期演奏会パンフレット】


【第5期団員募集パンフレット】


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◆2/18の第19回練習と並行して、保護者の方々にお手伝いいただき、品川区の全区立小学校のパンフレットを、学校ごとに世帯数分ずつ子分けてパッケージしていただきました。

そしてお昼からは練習を終えた団員たちも合流して、人海戦術で取り組んでいただいたおかげで、合計15,000部のパンフレットの学校ごとの小分けと発送準備を終えることができました。

こうした集客活動も含めてオーケストラ活動の一環と捉えて、自分たちが手がけている意識を持って積極的に取り組んでもらえるようになってくれればスタッフ冥利に尽きますね。

後は演奏会にたくさんのお客さんと、来期の団員募集にたくさんの応募があることを期待したいです。

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4期第19回練習「仕上げの段階に突入」

◆2月18日(日)にSJPO第4期第19回練習が立会小学校音楽室で行われました。

[第19回練習]
○日時:2018年2月18日(日) 9:15-12:00
○場所:立会小音楽室
○指導:長田先生(指揮)、香田先生(金管)、橋本先生(弦)
 サポータ
  Vn:山中さん・山内さん・片山さん/Va根井さん/Vc杉本さん/Vc山越さん
  Ob:田中千さん/Fg臼井さん/Hr中谷さん/Tb益子さん/Pr梅内さん
○内容
 09:15集合
 09:15-09:30 セッティング/音出し
 09:30-09:40 諸連絡
 09:40-10:20 パート練/分奏
  弦[長田先生]:アイネクライネ/スラヴ舞曲
  管[香田先生]:アンサンブル
  打[梅内さん]:アンサンブル
 10:30-12:00 合奏[長田先生]スラヴ舞曲/ファランドール

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◆1月から取り組んできた新曲のファランドールもこの日で一通り終えて、3月25日の定期演奏会に向けていよいよ仕上げの段階に入ることになります。

◆前半は、セクションごとにアンサンブルの練習でした。弦楽器は長田先生の指導で弦楽アンサンブル曲の「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」の第3楽章の合奏です。
◆アイネ・クライネ・ナハト・ムジークは、SJPOの創設第1期から継続して弦楽器の課題曲として取り組んできています。第1回定期演奏会では第1楽章、第2回では第2楽章、第3回では第1楽章と第2楽章、そして今回は第3楽章に取り組んでいます。弦楽奏者のほとんどの人たちが耳馴染みのあるこの曲に真摯に向き合うことで、単に演奏するだけでなくその奥の音楽も少しずつでも子どもたちに染み込んでいくことを期待しています。

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◆別の部屋では、先月途中入団されたH兄弟向けに、トレーナーの橋本先生による補講レッスンが行われていました。3ヶ月で本番に臨むため全曲参加は難しいのですが、3曲に絞って参加できるようにH兄弟に合わせたレッスンを行いました。こうしたきめ細かいフォロー体制もSJPOならではです。

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◆休憩後は、長田先生の合奏です。
まずは今年から取り組んできたファランドールの仕上げの合奏です。
テンポに合わせた細かい音のニュアンスを揃えたり、パートの掛け合いを聴きあうことを意識する練習をしながら、大きな曲の流れを作っていきました。

◆合奏の後半は、夏のワークショップの課題曲としてとりあげたドヴォルザークのスラヴ舞曲第一番の合奏でした。
 夏のワークショップと10月1日の品川区民芸術祭で演奏したスラヴ舞曲ですが、かなり忘れてしまっていたところもあり、最初はかなりまずかったのですが、長田先生の指示やアドヴァイスで思い出して始めたのか、みるみる演奏がよくなってきました。この調子で本番までにさらにレベルアップを目指しましょう。

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◆練習後は、室内楽コーナーのヴァイオリントリオの補講レッスンでした。
 当初は弦楽四重奏の予定でしたがチェロメンバーが出られなくなり、急遽編成も曲を変えてチャレンジすることになりました。三人にとってはかなり大変ですが、一生懸命場頑張ったことはきっと自分たちの力であり財産になると思います。こちらも本番に大いに期待したいです。

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2018年2月4日日曜日

4期第18回練習「スコアの読み方を覚えよう」

◆2月4日(日)に品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラ(SJPO)第4期第18回の練習が立会小学校音楽室で行われました。
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【SJPO第18回練習】
○日時:2018年2月4日(日)9:15-12:00
○場所:立会小音楽室
○指導:篠原先生
 サポーター:
 山内さん/山中さん/城之内さん/阿部さん/中谷奏さん
 田中千さん/中谷克さん/梅内さん

○スケジュール 
 09:15集合
 09:15-09:30 セッティング/音出し
 09:30-09:40 諸連絡
 09:40-11:05 パート練/分奏(スラヴ舞曲/ファランドール/アイネク)
 11:15-11:30 オーケストラ講座[スコアの読み方]
 11:30-12:00 合奏[スラヴ舞曲/ファランドール]

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◆前半の一コマ目は、パート練習とセクションに分かれての少人数での練習となりました。SJPOでは、あらかじめ課題を設定した上で、パート練習→分奏→合奏というように小さい単位から全体練習にシステマティックに積み上げていく練習形態で少ない時間で効果的な練習をしています。

【金管分奏】

【木管分奏】

【1stVnパート練習】

 【2ndVnパート練習】


【3rdVnパート練習】

【チェロパート練習】

 【打楽器パート練習】

【管楽アンサンブル練習】 

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◆前半の2コマ目は管打楽器と弦楽器に分かれての分奏となりました。
 【弦分奏】
 
【管打分奏】

◆また弦分奏と別に、バイオリントリオの練習の並行して行われていました。

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◆休憩後は、中谷さん講師によるオーケストラ講座でした。
 SJPOでは団員にスコア持参を義務付けていて、メロディやリズムを担当している楽器はなにかを確認したり、合奏で他の楽器が指導されている時にスコアを見てどんなことをやっているのかを確認したりする習慣をつけさせています。

 この日の講座のテーマは「スコアの読み方を覚えよう」ということで、アルルの女の「ファランドール」のスコアを用いて、楽器の並び方や、スコアに出てくる音楽記号や用語を学びました。

例えば速度記号の「M.M.=」や、「Tutti」と「a2」など、大人でも意味はなんとなくは分かっていてもきちんと説明できないようなところまで取り上げて覚えていくのが、SJPOのオーケストラ講座の特徴でもあります。

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◆オーケストラ講座の後は、団長の中谷さん下振りでの合奏です。
 1月から始めたファランドールは次回の長田先生の合奏で一通り仕上げて、3月からは今までのすべての曲の練習となるので、集中した効果的な練習をしていかなければなりません。

◆練習の効率を高めるためには、一人ひとりがきちんと練習しなければなりません。とはいうものの、子どもたちの場合はどこから練習したら良いかわからないので、ともすればやみくもに練習しがちです。

 そこでSJPOでは、練習後にそれぞれのセクションやパートを指導した先生方が、練習レポートを作成して、次の練習時に指導される方への申し送りをしたり、団員たちに練習の優先順位をつけて、次回まで最優先で練習してくることなどを課題として団員全員にフィードバックすることで、効果的な練習を行えるように工夫しています。

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◆練習も重要なのですが、SJPOでは練習前のセッティングや、練習後の後片付けを自主的に皆で協力して行うことも重要視して団員への指導にあたっています。

練習会場の小学校についても、特別にお借りしている状況の中で、毎回意識してやっていくことで、机や椅子などの原状復帰はもちろんのこと、電気やエアコンの消灯や忘れ物の確認など、少しずつではありますが上級生が責任を持ってできるようになってきています。

黒板も跡が残らないように綺麗に消すのもテクニックがいるのですが、子どもたちも上級生たちに教えてもらいながらきちんとできるようになってきたことからも、子どもたちの成長を実感できるようになってきました。

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