2019年8月10日土曜日

2019ジュニアオーケストラ体験講座:第3日目

◆8月10日(土)に、品川区の区民プロデュース型講座「2019ジュニアオーケストラ体験講座」の第3日目が、五反田文化センターにて開催されました。

全5日のうち、最初の2日間が楽器体験講座、後半3日間がオーケストラ体験講座という構成になっており、3日目のこの日はオーケストラ講座の初日となり、いよいよ音楽監督で指揮者の長田雅人先生を講師にお迎えしての講座となります。

◆最初に長田先生から、「オーケストラとは?」というテーマで、オーケストラで演奏するということはどういうことか、また一人で練習するのと違って大勢で合わせるためにはどういう心がけが必要で、また合奏に参加する前に各個人でどのような準備が必要なのかのお話がありました。

その後、全体合奏となりました。
過去2日間、それも70人の参加者の内で初めて楽器を触る人も15名ほどいる中での、いきなりの合奏なので、予想通り(?)きちんと演奏できていない参加者がかなりいて前途多難な立ち上がりですが、それも長田先生には計算の内でした。

シンコペイテッド・クロックは、2日目の最後に一度ざっと通しましたが、花のワルツは初めての合奏で、半分以上の参加者にとってはオーケストラデビューとなり、楽譜を演奏することは大変ですが、なんとなく曲の雰囲気も分かり、何より指導者も含めて約90名からなる大人数での合奏はかなりの迫力で、それぞれの参加者たちに感動とやる気を与えたようでした。

◆そしていくつか練習のポイントを長田先生から宿題を出されて合奏は終了となり、休憩を挟んでそれぞれのセクションの課題をクリアすべく、後半は木管楽器が栗原先生、金管楽器は香田先生、打楽器は大里先生、弦楽器は長田先生の指導で4セクションに分かれての分奏となりました。

初日や2日目の分奏に比べると、一度合奏を経た経験値は大きく、最初は先生の指導してくださる内容も楽器に慣れる方に精一杯でなかなか対応する余裕がなかったのですが、この日は少し参加者の気持ちに余裕が出てきたのか、アドバイスや指導を受け止めて演奏に表そうという方向に向いてきたように思いました。

◆また初心者の方々はさすがにコマ内だけでは厳しいので、開始前に各楽器で30分間の初級者向けの補講レッスンを行ったのですが、これがかなり効果的だったようです。

考えてみれば、プロの方々を始めとする指導者に少人数で直接楽器のレッスンを受けられて、そして先生方も隣で一緒に演奏してくださいながら、プロの指揮者の指導を受けて合奏体験ができるというのは本当に幸せな体験ですね。

◆次回第4日目は明日11日(日)となります。
ここからは3日間連続の上、4日目は指揮者体験コーナー、最終日5日目は成果発表演奏会と盛りだくさんで、あっと言うまです。

自宅で少しでも振り返って、楽器の練習や曲を聴くなりして、最終日には悔いを残さないように楽しんで成果を出し切れるように頑張りましょう。

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【第3日目】オーケストラ体験講座(1) [第1・第2・第3・第4スタジオ]
 ◯ねらい
 ・ オーケストラの基礎を学ぶ。どの楽器がどのように位置するか。
 ・オケ合奏の基礎や、演奏マナーや心構えを学ぶ。
 ・セクション分奏を行った後に、オケでの合奏を体験する

 ◯スケジュール
 12:30-13:00 受付/準備/音出し
  (12:30-12:55)  初級・希望者補講レッスン

 13:00-13:10 諸連絡/音楽監督より
 13:15-13:30 講座「オーケストラとは?」[講師:長田先生]

 13:35-14:20 中級:合奏 [花のワルツ] 
  (13:35-14:15)  初級:パート練習 [時計]

 14:30-15:20 合奏 [時計]
 15:35-16:00 分奏 [時計]

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