●今回のワークショップの参加者は小学校3年生から中学3年生までの22名。
主催者挨拶の後、SJPOの音楽監督であり指揮者の長田雅人先生から今回のワークショップの目的やオーケストラに臨む姿勢などの話がありました。
その後は、管楽器と弦楽器に分かれて分奏となりました。
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●管打楽器は第4スタジオに移動して、トレーナーの篠原梨恵先生の分奏です。
管打分奏の前半はアンダーソン作曲の「シンコペイテッドクロック」でした。
この日からSJPO待望のホルンの入団者が加わり、管楽器もさらに充実してきました。
後半は同じアンダーソンの「そりすべり」の分奏でした。梨恵先生のご指導で、曲の感じをつかみつつ、スイングの雰囲気も少しずつ出てきました。
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一方、第一スタジオでは、弦楽トレーナーの吉田綾菜先生による弦分奏が行われていました。
全員が初オーケストラだった昨年のワークショップと違い、7割以上がSJPOメンバーでオーケストラでの合奏も経験していることもあって、課題曲が2曲ありながら、上々の滑り出しでした。
SJPOのトレーナーとして、すっかりお馴染みとなった綾菜先生の指導は素晴らしく、最初はカオス(!)のようだったのが、少しずつ整えられて音楽が見えてくる様子に子どもたち自身も楽しかったようです。
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●最後の30分でお待ちかねの合奏です。
最初に長田先生より、オーケストラのチューニングの仕方や合奏の作法などの話がありました。
そして、まずはチューニング。オーボエからコンミスがAの音をもらって弦楽器が調弦するところまでを丁寧に行いました。
そして合奏開始。何人かのメンバーにとっては、人生初のオーケストラで演奏する貴重な経験となりました。
この日の合奏は、シンコペイテッド・クロック(狂った時計)のみでした。この曲の一番の主役ともいえる時計を表すウッドブロックはまさに花形プレーヤーです。担当のK君は、長田先生からは”シンコペイテッド”の雰囲気を説明されて、緊張気味ながら頑張っていました。
最初は演奏するのに精一杯の子どもたちに、「シンコペイテッド」の雰囲気をつかんでもらうために、フレーズを歌いながら強拍で手を叩いた場合と、弱拍で叩いた場合をやってみて、さらには皆で立って、曲に合わせて弱拍で膝を曲げたり体を揺らしたりしながら、イメージをつかむようにされていました。
何度かやってみるうちに、子どもたちも緊張がほぐれたきたのも手伝って、だんだん表情jも柔らかくなり、それにつれて曲も流れるようになってきました。
トランペットはSJPO団員のKさんとOさん、そして昨年はバイオリンで参加して今年はトランペットで参加のNさんの三人です。年も近いので休み時間には話が弾みすぐに仲良くなるのも、このワークショップの楽しさと効果なのでしょう。
長田先生のご指導は、ただ演奏の仕方を教えるのではなく、曲の背景や演奏するときのイメージの仕方などの音楽の楽しみ方を、子どもたちにわかりやすく伝えていらっしゃるのも大きな特徴の一つです。
初めは緊張感に包まれていたのが、演奏することで和やかな楽しい雰囲気となり、またメンバーも次回までの宿題をたくさんもらって体験講座の第一回目はしゅうりょうしました。
●昨年と大きく変わったのが、SJPOの主催となったことで、団員の保護者の協力も大きく、会場設営から受付周り、演奏サポーターのフォローまできめ細かく手伝ってくださったおかげで、スムーズな運営となり、本当にありがたく思います。
こうしたイベントがより良いものになるためには、運営側の段取りは当然として、参加者である子どもたち練習の努力、演奏サポーターの協力、保護者の協力など、イベントに関わるすべての人たちが皆で良いイベントを作っていくという気持ちが揃うことが大きな要素となります。その点、今回のジュニアオーケストラ体験講座も、素晴らしいスタートを切ることができました。
来週の第二回もさらに良いものになるように運営スタッフ/指導陣一同、精一杯務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
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