2020年3月21日土曜日

SJPO第6回定期演奏会

◆3月21日(土)にスクエア荏原ひらつかホールにて、品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラ(SJPO)の第6回定期演奏会が開催されました。

コロナウイルス感染予防で、開催が危ぶまれていましたが、2日前の19日までのイベント自粛要請があり空ける前には、政府からは東京オリンピックは予定通り開催される旨の発表があった中で、保護者と団関係者のみのクローズドコンサートという形での限定開催となりました。

(※注:この数日後に、再び東京をはじめとする感染拡大のため再度よく週末から自粛要請ならびに、オリンピックの一年延期が発表されるなど、後から振り返ればピンポイントでの開催可能日でもありました)

◆保護者の高齢者を除く家族、団関係者のみのクローズドコンサートでしたが、約150名の聴衆が予想され、団としてもできるだけ接触を避けるなど下記の万全の感染予防対策をしての開催でした。

 〇マスク着用条件での鑑賞
 〇入口にて全員の手指のアルコール消毒
 〇パンフレットのセルフテイク
 〇間隔をあけたうえでの座席指定
 〇贈り物や差し入れの自粛
 〇来場者の住所氏名と連絡先記帳

◆外出自粛や品川区の休校措置に伴い、SJPOも2月下旬から本番直前の3月中旬まで連取ができませんでしたが、指導陣による団員掲示板などを活用した練習箇所の絞り込みとアドバイスなどで効率よく自宅練習ができるようにするなど、限られた制約条件の中、団員たちもできる限りの準備をして本番に臨みました。

◆SJPOでは、全員に事前にシーティング表を配布しており、本番会場にひな壇の山台組から椅子や譜面台のセッティングも団員たち自身で行います。ジュニアオーケストラといえど、演奏会は演奏するだけでなく、こうした準備や片付け、プログラム制作なども自分たちの仕事としてとらえられるようになりつつあるところに成長を感じます。

◆演奏は、悪条件が続き合奏も中止になったりする中、精一杯の集中力とアンサンブル力を発揮してリハーサルから素晴らしいものとなりました。

ケーブルテレビ品川の取材クルーが、団員たちにインタビューをしていましたが、堂々とした力強い受け答えに団員たちが培ってきた自信と意気込みが伝わってきました。


◆リハを終えて本番を迎えるだけとなる頃には、本番への不安より演奏できる喜びと手ごたえが上回っている様子で、楽屋裏も控室も本当に楽しそうな雰囲気に満ちたものとなっていました。

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【SJPO第6回定期演奏会】  [ 詳細ページへ ]
日時:2020年3月21日(土) 16時00分開演(15:30開場)
〇場所:スクエア荏原ひらつかホール
〇指揮:長田雅人
〇曲目:L.アンダーソン:シンコペイテッド・クロック
    J.パッヘルベル:カノン(SJPO管弦楽版:木内涼編)
     P.チャイコフスキー:花のワルツ
     A.ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調
    (※アンコール)
    J.S.バッハ:「主よ、人の望みの喜びよ」(SJPO管弦楽版:中谷克彦編)

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◆例年だと期をしめくくる定期演奏会の終演後には、別棟の大会議室で演奏会打ち上げと解散会と卒団式を兼ねた懇親茶話会を開くのですが、今年は自粛で簡単なミーティング形式の期の締めとなりました。

◆音楽監督やトレーナーの講評に、各パートの代表団員による挨拶などかなり凝縮した形式でしたが、皆演奏会の実現にこぎつけた喜びと、練習の成果を存分に発揮した満足感にあふれたスピーチでした。

◆この日をもって進学などにともなう退団や、受験生となり休団されるメンバーなどもいますが、SJPOで学んだ音楽と協調性、そして何よりも楽しかった思い出を胸に次のステージで羽ばたいていただきたいと思います。
◆また継続団員たちは、来期の定期演奏会では念願のきゅりあん大ホールでの開催も決まり、また秋には山梨ジュニアフィルとのジョイントコンサートによる演奏旅行が企画されるなど、活動もレベルの質も、そして人数もさらなる飛躍を目指してがんばっていきたいと思います。

この日の演奏会に至るまで団員たちの努力はもちろんですが、根気よく厳しくそして温かくご指導してくださる先生方や、細やかにサポートしてくださった保護者のみなさま、そしてSJPO支えてくださりご支援くださったすべての方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。
そして来期もよろしくお願いいたします。

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