この日の練習は最初にいくつかの部屋に分かれて、パート練習。通常と違い、午後の練習と言うこともあり、学校行事や部活などの関係で、欠席の方も多かったのですが、結果的に各パートに指導者がつく、きめ細かい練習となりました。
今回はただそれぞれに分かれて練習するだけでなく、最後の一時間でオーケストラに関する解説と各パートでやった練習のミニ発表会を行いました。
「オーケストラ講座」の第一回は、オーケストラの楽器と配置についてでした。
オーケストラには、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器があり、それぞれの属する楽器の簡単な説明と音の出し方や大きさの違いなどを楽器を学びました。
また楽器の作りや、奏法の違いなどの説明には、見学していた保護者の方々からも多くの発見があったようで楽しんでいただけたようです。
さらにはそれぞれの楽器がどうやって並んでいるのかを実際に黒板に書いて説明しました。
弦楽器の場合は、プルトという二人組の単位で数えることなども、新しい発見だったようです。
★ その後、各セクションやパートごとに分奏の成果発表をしてもらいました。
弦楽器はアイネ・クライネ・ナハト・ムジークの一楽章を披露しました。わずかな練習期間にも関わらずとりあえず曲の最後まで音取りはできたようで、指揮者もない中、止まらずに演奏することができました。
クラリネットとフルートの指導者と一緒にモーツァルトのデュエット曲を演奏しました。
トランペットパートの二人は、トロンボーンとピアノの伴奏で、「カントリーロード」を演奏しました。前回の曲が仕上がってしまったので、今日初めて譜読みをしたのですがコラールの部分と、スイングの部分もきちんと演奏できました。
今まで一人で練習することの多い子どもたちですが、人と一緒に合わせて演奏することの楽しさと難しさ、そしてそれを人前で披露する緊張感と充実感をたっぷり味わうことのできた密度の濃い練習となりました。
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