2015年1月11日日曜日

1期第18回練習[今年最初の合奏]

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
1月11日(日)に品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラSJPOの今年最初の練習が行われ、音楽監督であり、常任指揮者の長田先生とバイオリントレーナーの吉田綾菜先生がいらっしゃって、ご指導いただきました。

■前半は管楽器と弦楽器に分かれての劇場支配人の分奏です。
金管楽器と打楽器は、中谷さんのご指導での金打分奏でした。


分奏の最初の30分は基礎練習、後半は劇場支配人の分奏でした。
特にロングトーンやタンギングなどの基礎練習のときから一緒に演奏することを意識することを徹底しました。ティンパニも一緒にカウントして呼吸をすることを心掛けての練習です。


中谷さんの分奏は、時には指揮を振りながら、時には一緒に楽器を吹いて演奏しながらの指導です。音の形やアタック、フレージングなどイメージがしにくいときに実際に一緒に演奏してもらうことで、子供たちがより具体的な演奏イメージを持てるようになります。

■この日は、木管楽器は学校行事、試験、そしてインフルエンザや風邪でフルートのO川さん以外は全員欠席となってしまい、フルートはサポーターの加藤さんがマンツーマンでご指導してくださいました。


■一方、弦楽器は指揮者の長田先生と、バイオリンの吉田先生による弦分奏でした。あまり合奏ができていなかったアイネ・クライネ・ナハト・ムジークを中心に、みっちりご指導いただきました。

■特に子供たちへの習慣づけとして、時間が経って忘れて何度も同じことを注意されることの無いように先生に指示やアドバイスされたことをきちんと楽譜に書き込むということを徹底しています。先生方からの指示などを簡潔にまとめて見やすく書き込むというのも、オーケストラできちんと演奏する上で重要な訓練です。


また、SJPOではトレーナーの他に、大人の演奏サポーターをお願いしていて、必要に応じて子どもたちにたいして、調弦に始まり、演奏サポートなど必要なフォローをしています。そのことで、より効果的に指揮者やトレーナーの指示を効果的に生かすことができます。


■今回は、来月7日にSJPOとジョイントコンサートの本番を行うシュトライヒオーケストラミモーゼの方々がビオラ、チェロ、コントラバスにサポーターとしいて練習から加わっていただきました。普段より厚みのある豊かな響きに包まれて、子供たちもより熱が入ります。

■演奏だけでなく、ジュニアオーケストラの最大の楽しみであり、教育的効果が大きいのは学校も学年も越えたたくさんの友達ができることです。発足してまだ9カ月ですが、すっかり仲の良い仲間となっているのが、ほほえましいです。


夏のワークショップで初参加で、9月から入団したK君は、SJPOで初めてティンパニを経験して最初は苦労していましたが、自分のスティックも購入して、練習を重ねるごとに堂々としてきました。


■合奏の緊張感とは打って変わって、休憩時間は賑やかで和気あいあいとした雰囲気となります。先生ともなかなか話す機会がないので、ここぞとばかりに団員も先生の周りに集まってきます。


■いつも小学校の音楽室を使わせていただいているのですが、回数を重ねるごとに便利さに気づいてくるのが、黒板の存在です。大人のオケでは黒板を使うことはまずないのですが、口でいうだけでなく、実際に書いて説明できるというのは、特に子どもの指導においては大きな効果を発揮します。

だんだん指揮者の先生やトレーナーの先生も当たり前のように黒板を使うようになり、その効果に指導者側も驚き、そして味をしめて(?)、板書を活用されています。

■年も明けて、今年度も残すところあと3カ月。
SJPOもようやくもうすぐ一年となります。さらなる発展に向けてスタッフ一同頑張っていきますので、サポートのほどよろしくお願いいたします。

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